気が付けばお盆も過ぎて夏ももう終わり。
お盆休み なんてもう何十年も縁がなかったので
今年休みがあってもなんだか調子が狂うし、何だか不便。
長らく花屋をやってきた私にとって、お盆は
母の日、年末に並ぶ繁忙期のひとつ。
ずばり、稼ぎ時!
お休みなんて概念は全く無いのです。
しかし、子供の頃には仏壇の飾りものを磨いたり
提灯を持って、夜のお墓にご先祖様をお迎えに行ったり
大人も子供も家族総出で年中行事を行ったなぁ。。。
ああ、昭和は遠くになりにけり。
ここ最近はそこそこご年配の方でもお盆の飾り方がわからない。
かなり多くの継承すべきものが途絶えてしまったように思える。
無宗教と言いながらも神仏を敬う日本人
神も仏も他国のイベントもなんでもあり?
まあ、八百万の神の国だもの
良い意味で緩くても良いのかな。。。
神仏にかこつけてイベントを楽しみ、
商人は商いのネタ、商機を探す。
花もその一つだけどね。
まつり事には木や花は必須アイテム
炎天下、すぐ枯れてしまうとわかっていながらお墓に花を供える。
無駄といえば無駄でしかない作業なのに
人はその一見無駄な儀式によって安堵を感じる。
とりあえず、すべきことはやったよね?って。
花の、榊や松、その他植物の持つ役割って何だろう?
花や木に神が宿るとされる。
天界と地上、人間界を繋ぐ媒体?
ああ、大袈裟な考え方かもしれないけれど、
そう思うと、花って美しきイケニエ