
憧れの職業、なりたい仕事の上位にありながら、
せっかく就職してもリタイヤしてしまう
そんな残念な人が多いお花屋さん
花の資格を持っている人。
アルバイト経験のある人も多いのに
お花屋さんはいつも人手不足。
なぜ?
何故だか不思議ですよね。
それはまず、キレイで華やか、
優雅なお花屋さんのイメージと
厳しい現実のギャップかもしれない。
実のところ、3K どころか 5K 6K !?
と言っても過言でないくらいの仕事だからです。
きつい・汚い・臭い・厳しい
それなのに 給料が安い。。。
とほー。。。( ´-ω-)
水をたっぷり入れたバケツや花瓶、
大きな鉢植えはとっても重くて
腰痛持ちの人も少なくない。
水替えする時の汚れた水は
汚い上に思いっきり臭かったりする。
水仕事が多いのでネイルはすぐ剥げちゃうし
手荒れ、しもやけ、あかぎれにもなっちゃう。
肌の弱い人は植物にかぶれることもある。
年末に松を扱うお店だったなら
松ヤニで手が真っ黒になってしまうので
お買いもののお釣りを受け取るのをためらうくらい
恥ずかしい。^^;
お店の空調は植物の適温に合わせるので
夏も冬も寒いし、吹きっさらしの店もある。
その寒い中、一日中立ちっぱなし。
ともすると座るのはトイレだけ。(笑)
お店の立地や仕事内容によるけれど、基本、
ザービス業なので普通の人と休みが合わない
というのも若い人や子供のいる方には辛いところ。
ゴールデンウイーク(母の日前)、
お盆、お彼岸、クリスマス、年末は
まず休めないと思って間違いない。
でもね、そんな割に合わない仕事を
なんで30年も続けているのかと聞かれたら
「花屋冥利につきる」
ということなのです。
ん? なに? それ?
意味わかんない!
ですよね。
「冥利」とはある立場にいることによって受ける恩恵。
なので、
「冥利に尽きる」という言葉の意味は、
その立場にいる者として、
これ以上の幸せはないと思う
・・・ということ。
まず、お客様にとってベストなお花を提供する。
お客様がそのお花を大切な誰かに贈って
その方が喜ぶ。
喜んでもらえたことでお客様が更に喜び、
幸せを感じる。
私はお花の購入代金をちゃんと頂いているのに、
更に感謝される。
時にお菓子を頂いたりする。!(^^)!
そう、三人が三人とも幸せを感じるのです。
イメージと違って辛い思いをしたり、
体を壊してリタイヤしたり
仕事が覚えられなかったり、
ついて行けなくて悔しい思いをしたり・・・。
そんな入り口でつまづいちゃいそうな人に
この「花屋冥利につきる」
という喜びを感じてほしいと思うのです。
さて、ここまで読んでくださった貴方の為に、
花を扱うテクニック、コツ、スキルアップetc・・・
な情報をお届けしていきたいと思います。
今更聞けないあんなこと、こんなこと、
時に、私の波乱万丈な人生の面白ネタも織り交ぜながら。
(笑)
3日坊主にならないように、
一週間に一度くらいのペースで。 ^^;
ストリートアカデミーという体験型スキルアップサイトで
ストリートティーチャーも始めました。
タイミングが合えばご参加ください。
1件のコメント